「内臓は第二の脳」
“内臓をもむ”と、どんないいことがあるか皆さん、ご存知でしょうか?
私たちの身体の組織、内臓は身体の中にある「器官」であり、当然のことながら見えないので、健康診断にでも行かない限り、病気にでもならない限り、通常は「ちゃんと働いてくれているかな?」と考えたりせず過ごしています。
私たちは、実に、内臓の働きに無頓着なのです。
でも、病気や不調になると、やはり気になる内臓のこと、今日は少しだけ勉強してみませんか?
色々なストレスや悩みや精神的苦痛などを抱え続けて“内臓がやられてしまう”と表現されることもありますね。
怒りは、はらわた(腸)が煮えくり返る、断腸の思い、腹心の友、腹を割って話す、そんな表現もあります。
なぜ、精神的なものが内臓に影響するのでしょう?
「内臓は感情を溜め込む場所」
「疲れているなら、内臓をもみなさい。」という言葉を聞いたことはありませんか?
例えば腎臓は日々の生活で溜まってしまう老廃物が混じった血液をろ過してくれますね。
体が、「いらないよ。」と区別した不要なものだけ尿として体外に排出してくれます。
そして腎臓の機能が衰えたりなんらかの不調があると、“むくみ”というカタチとして目に見えるようになり、私たちの身体にわかりやすく伝えてくれることをします。
そのように毎日私たちの身体の中で一生懸命それぞれの任務についた内臓たちは、私たちの感情も溜め込んでしまうために、とても忙しいのです。
「内臓は第二の脳」
お腹をマッサージすることで身体は気持ちよくその機能の巡りに目覚めることになりますし、身体と心は繋がっていますから当然、心(マインド)も癒されスッキリすることになります。
不安やうつは腸の状態と関係があり、腸内環境が変われば人の行動も変わることは、よく知られているところです。
現に、うつ病や精神的な病気の方のお腹を触らせていただいたことが多々ありますがその方々のお腹はとても固く鉄板のような状態でした。
その方々のお腹がほぐれたら、どれだけ精神的にも回復するでしょう。
疲れたとき、甘いものが食べたくなってしまうのは、腸にある「第二の脳」の影響だともされています。
また、心配が重なると甘いものが急に欲しくなります。
これは、胃の作用が原因だと思われます。
忙しい時に、急にチョコレートが食べたくなるのは、東洋医学でいうところの心の作用です。
甘味→脾・胃
苦味→心・小腸
味覚と臓器も密接に繋がっているのです。
また、便秘・ガス過多などで下腹部の張りに悩まされたり、下痢などの症状が起こる過敏性腸症候群という病がありますが、それを経験した人は、不安感やメンタルの不調に
悩まされることも多々あるといいます。
お腹の不調が脳にダイレクトに
影響を与えている証拠ですね。
こういったことからも身体と心のバランスを保つことが重要ということがわかります。
そのような、身体と心、つまり感情はとても密接な関係にあることを踏まえたうえで“身体や心にいいこと”をした場合、より効果的に身体や、心、感情面にいい症状として出やすくなります。
では、“第二の脳”である内臓を淀みない健康で正常な状態にするには、どうしたらよいのでしょう?
それは、“内臓をもむ”ことです。
優しく“内臓をもむ”ことで、“第二の脳”の役割が効果的に働き、癒しに繋がります。
「内臓を揉むとどんないいことがあるか?」
“内臓をもむ”ことで得られる効果は、はっきり言って計り知れません。
腰痛、便秘などが慢性的にある人も、おなかが張りやすい、むくみがち、太りやすくなったとか、首や肩の凝りがある人含めて、そのような症状に悩まされている人は内臓が疲れている可能性がとても高いです。
そのような症状は“内臓をもむ”ことで、解消へと向かいます。
身体と心は繋がっている、ということを書きましたが、“内臓をもむ”ことで得られる効果は、それだけではありません。
- 姿勢が良くなる。
- 体液(血流、リンパなど)の巡りが良くなる。
- おなかの調子が良くなる。
- 睡眠の質が高まる。
- 疲れの出口であるリンパ節が開く。
など、根本的な身体の不調がある体質から、巡りの良い身体の体質へと変化させてくれるのです。
つまり、諸症状の緩和は、体質や体調を維持するための条件なのです。
“内臓をもむ”ことによって諸症状が改善され、心に影響を与えることになります。
つまり精神的ストレスやうつ、不安からも解消される方向へ導くということですね。
血流やリンパなど、体液の流れを改善してくれるので、巡りがスムーズなものとなり姿勢も良くなることにもつながります。
また、もちろん疲労回復や内臓の順調な作用にも働くのです。
さらにそうなってくると睡眠の質も上がるのは言うまでもありません。
怒りや不安・恐怖といったような感情が蓄積すると、
内臓に負担を与えてしまいます。
夜中に見る悪夢は実は腎が見させていると
東洋医学では考えられています。
悪夢を見ることで汗をかき
腎に蓄積した余計な水分を
寝汗として発汗させているという解釈で、
私はこのことを知った時に
目からうろこが出るような衝撃を受けました。
内臓の状態によって見る夢の質さえ変わるんだ!と。
できれば、良い夢を見たいものですね。
手の平の優しいマッサージで内臓をほぐしていくことが心のケアに繋がります。
怒り、不安、恐怖のような感情の蓄積による身体の不調は、“内臓をもむ”ことで癒され、内臓のコリとコブをほぐし、老化や感情の疲れから下がってしまった位置にある内臓をもとの位置へ戻します。
女性特有の悩みの改善
女性特有の悩みには下記のようなものが挙げられますね。
- 便秘
- 婦人科系トラブル
- 胃腸不良
- お腹の張り
- 内臓下垂
- 老化
- 免疫力の低下
- 冷え
“内臓をもむ”こと、マッサージによりストレスから解放され、女性ホルモンが整っていきます。
いいこと尽くめですね。
そして、それは自分でできるのです。
その方法は、こちらのセルフチネイザンのやり方も参考にされてみてくださいネ!
本来の内臓の機能を取り戻して、
自分本来が持っている
自然治癒力を高めていきましょう。