皮膚とオキシトシンの関係は?
人間に触れ合い(スキンシップ)が必要な本当の理由

皮膚とオキシトシンの関係をご存じでしょうか。

このような質問をすると、「難しそう」「自分には理解できそうもない」と思ってしまう人もいます。

確かに、専門用語を交えて解説をすると、若干難しい内容になってしまいます。

そのため、この記事では、専門用語などはできるだけ使わずに、かみ砕いて解説していきます。

・オキシトシンってどんな物質?

オキシトシンというのは、簡単に説明すると、幸せだと感じた時に分泌される物質です。

そのため、別名幸せホルモンや、抱擁ホルモンなどとも呼ばれています。

ちょっとした豆知識ですが、オキシトシンというのはギリシャ語で、「早く生まれる」という意味を持ちます。

そのため、かなり昔から出産や赤ちゃんを育てる時に必要なホルモンだと言われてきました。

では、オキシトシンという幸せホルモンを分泌させるためには、どうすればいいのでしょうか。

・どうすればオキシトシンを分泌させられるの?

オキシトシンを分泌させるためには、肌と肌のふれあいが重要になります。

ベビーチネイザン

つまり、皮膚の感覚により、オキシトシンが分泌されるということです。

オキシトシンを分泌させる方法はいくつかありますが、ここでは赤ちゃんに対する方法を記載します。

オキシトシンは、1秒当たり1cmの間隔で優しくなでてあげるとより分泌しやすいと言われています。

そのため、後程詳しく解説しますが、赤ちゃんとのスキンシップでは、腹部の反射区、足裏の反射区、ふくらはぎを活用したベビーチネイザンという方法がとってもお勧めなのです。

・オキシトシンは心と体の病も治す?

オキシトシンというのは、ただ単に幸福感を味わえるだけのホルモンではありません。

実は、心と体の病を改善にも、大きな役割を発揮するのです。

例えば、摂食障害や発達障害の人の皮膚を刺激すると、症状が緩和される場合もあります。

他にも、認知症の人の皮膚を刺激することで、症状が緩和されることもあるようです。

自閉症や発達障害のお子さんにオキシトシンを投与することで症状を改善したという大学機関の症例なども多数報告されています。

・赤ちゃんの愛情表現にピッタリな理由は?

オキシトシンは、子育てホルモンと言われている程、赤ちゃんへの愛情表現で重要になるホルモンです。

生まれて間もない赤ちゃんは、言葉を話すことができませんから、お母さんがいくら言葉で愛情を伝えても、言葉を理解するにはまだ早いです。

しかし、オキシトシンというホルモンをうまく使うことができれば、タッチするだけで愛情が伝わり、絆や信頼感を強くすることができます。

赤ちゃんが自分が愛されているということを肌を通じて知り、それがゆくゆくの自己肯定感を育むことに大きく繋がっていくのです。

そのため、赤ちゃんの肌に触れ、オキシトシンを分泌させるという方法は、スキンシップにぴったりなのです。

これは、夫婦間、パートナー間、そしてお子さんがもう大きくなられた後でも、かなりの効果を奏しますので日頃からスキンシップを多めにしてみてくださいネ。

・オキシトシンを分泌させるならベビーチネイザンがおすすめ!

せっかく赤ちゃんに触れて、愛情を深めるのであれば、それ以外にもメリットがあった方がいいですよね。

実は、ベビーチネイザンという方法であれば、タッチをすることでオキシトシンを分泌させられるだけでなく、赤ちゃんの不調を取り除くこともできるのです。

・ベビーチネイザンの4つの方法

ベビーチネイザンには、いくつかの方法があります。

これらの方法は、赤ちゃんの体調によって使い分けてあげることが大事です。

それでは、詳しく見ていきましょう。

・お腹周り

お腹周りは、便秘に効果のあるベビーチネイザンです。

赤ちゃんの中には、便秘気味になってしまう子もいるため、このようなマッサージをして改善してあげることが大事になってきます。

やり方としては、

  • 赤ちゃんのお腹に手を当てる
  • 「の」という字を描くように手のひらでゆっくりと優しくマッサージをする

これだけです。

こうすることで、腸の動きを活性かしつつ、オキシトシンの分泌を促すことができます。

・おへそ周り

離乳食が始まるころ、赤ちゃんがご飯を食べてくれないと悩んでいるお母さんも多いと思います。

その場合には、

  • おへそ周りに指を置く
  • ゆっくりと円を描くようになぞる

これだけで、腸内環境を整えることができ、食欲不振が改善する場合があるのです。

・背中

夜泣きがひどかったり、泣いたらしばらく泣き止まなかったりする場合には、背中のマッサージをしてあげることが大事です。

方法は、

  • 赤ちゃんを抱く
  • 背中を優しくなでるor軽くトントンする

これだけです。

こうすることにより、赤ちゃんが落ち着きを取り戻してくれる場合が多いのです。

このようなことからも、肌に触れるということは、赤ちゃんと母親との絆、信頼を深めるために重要だということがわかると思います。

・首から肩

赤ちゃんが風邪を引いてしまうと、自分が風邪を引いたときよりも、辛いし、変わってあげたい気持ちになるほどですよね。

その場合は、首から肩を優しくマッサージしてあげることをおすすめします。

そうすることで、血流を良くすることができるため、風邪の症状を緩和できる可能性があります。

・まとめ

このように、ベビーチネイザンをすることで、オキシトシンを多く分泌することができるだけでなく、赤ちゃんの体の調子を整えることもできます。

やり方も非常に簡単ですので、是非試してみることをおすすめします。

また赤ちゃんの皮膚を優しくなでることで、ママにとってもいいこと尽くし!

母親の方も愛情が深まり、母親としての自信が高まります。

自分もオキシトシンが分泌されるので、幸せ感が増し、身体の状態も良くなっていきます。

両者ともに良いベビーチネイザン、ぜひ体験しにいらしてください。

ベビーチネイザンは、現在、代官山チャノマで開催しています。

開催の予定などは、ブログをご覧いただけたら幸いです。

赤ちゃんとママの信頼関係アップに、そして、今から出来る脳と心の成長に、ぜひベビーチネイザンをご活用いただけたらと思います。