現代の日本は「ストレス社会」と言われ、多くの方がストレスを抱えながら生活しています。
そして、ストレスは万病のもとと言われており、肩こりや腰痛、頭痛などの諸症状の原因にもなります。
そんな方にオススメなのが「肝のチネイザン」です。
日頃からストレスを感じているという方は是非実践してみてください。
あなたはどのようにストレスを発散していますか?
みなさんは、日頃溜め込んだストレスはどのように発散していますか?
毎日の仕事で、いっぱいいっぱい・・・。
ストレス発散のためにしていることと言えば、暴飲暴食、仕事終わりの飲み会・・・。
という方は多いのではないでしょうか。
たしかに、一時的にはストレスの発散ができているかもしれません。
しかし、長い目で見れば、今度はそれが引き金となって身体に不調を引き起こしてしまうため、悪循環となってしまいます。
~肝のチネイザン~
溜め込んだ怒りが肝臓を傷める!?
体内において、ストレスを一番受けやすい臓器が「肝臓」です。
ちょっとしたことで怒りを感じたり、イライラや、肩こり、視力が低下したようにも感じる。
女性の方であれば生理不順によって生理前は特にストレスを感じる。
そんな方は「肝」がダメージを受けている可能性が高いです。
以下のような症状がある場合は要チェックです。
- 朝ぱっと起きられない
- 疲れやすい
- イライラする
- 右肩が特にこる
- 足がつりやすい勉が硬くて出にくい
- 目のかすみ、充血
- 生理不順
肝臓は胆のうとセットで働いています。
主な働きとしては、体内に入ってくるものを解毒してくれたり、脂肪の分解をしたりしてくれます。
また、血液の貯蔵庫でもあるため、生理トラブルなどは肝臓の異常が関わっている可能性があります。
肝にダメージを受けていると、肝臓だけではなく機能全体を司どる「自律神経」にも影響が出ます。
肝は目、筋筋と繋がっていて、肝臓の疲労によって目のかすみ、充血、そして肩こりといった諸症状が現れます。
「肝」は陰陽五行では「木」に属しており、樹木のように気血を体内に巡らせ、筋肉に栄養を送り、のびのびと動けるように調整する役割を担っています。
自律神経の乱れが感情を乱すように、「肝」の働きが悪くなるとイライラが生まれて、その怒りを溜め込むことで「肝」を傷めてしまうのです。
肝のチネイザンを実践しましょう
肝臓が位置しているのは右肋骨の下あたり。
そっと押したときに固さや冷たさがあったらストレスが溜まっているのかもしれません。
そんな方は肝のセルフチネイザンを実践しましょう。
①イスに腰掛けて鼻からいっぱいに息を吸い込む
イスに腰掛けて、身体をリラックスさせて右肋骨の下あたりに両手の指先を当てて鼻からいっぱいに息を吸い込みましょう。
②息を吐き出しながら上体を倒す
今度は「シュー」と息を吐き出しながら上体を前かがみになるように倒します。
このとき、「肝」にめりこむようなイメージで指先を差し込むようにして押さえます。
③「肝」の位置で円を描く
指で押さえたまま上体を戻し、指先をくるくると回して円を描くようにマッサージをします。
1日のうち、この①〜③を3セット行いましょう。
これは座りながら出来る「静」のチネイザンです。
これとは別に「動」のチネイザンもありますので、気になるという方は、随時開催しているワークショップにご参加くださいね。
肝のチネイザンで心も身体もキレイに!
自律神経が乱れると、感情を乱すように、「肝」の働きが悪くなるとイライラや怒りなどが生まれやすくなってしまいます。
また、怒りを溜め込みすぎると「肝」を痛めてしまいますのでチネイザンを行う以外にも、日常生活の中で睡眠をたくさんとったり、気分転換を心がけてストレスを解消するようにしてくださいね。
肝のチネイザンマッサージを続けていくとイライラや落ち込みが減って、心も穏やかになっていきます。
普段頑張っている自分を認めてあげて、内臓の働きに感謝の気持ちを持つと、いつも穏やかな気持ちで生活することができます。
あなたも「肝のチネイザン」を毎日行って、心も身体もキレイになりましょう!