セルフチネイザンをする際は、手を事前に温めてから行うのがおすすめですが、お風呂などのお湯に浸かって行うとより効果的です。
特に、温泉に浸かりながら行う「温泉チネイザン」は自然の気を身体いっぱいに取り込みながら行えるので、とっても効果的。
心も身体もデトックスして、リフレッシュされます。
今回はそんな、温泉チネイザンのご紹介です。
木や水といった自然に囲まれ、新鮮な空気を取り込みながら身体を芯から温めることのできる"温泉"は昔から日本人に愛されてきた健康法です。
「温泉が嫌い」だと言う方は、おそらくいらっしゃらないのではないでしょうか。
日本人がむかしから定期的に温泉にいくのは、健康を保つための知恵だったと言われています。
「温泉チネイザン」とは?
効能のあるお湯にただ浸かっているだけでなく、それを取り入れて、より積極的に健康になろうとするのが「温泉チネイザン」です。
いつも行っている呼吸法や静のチネイザン、下半身のチネイザンを温泉の中で行うとより大きな心身の癒しを体感することができます。
とはいっても、忙しい現代人は毎日毎日温泉に通うのは難しいですよね。
温泉に行けないときは、ご自宅のお風呂の中でチネイザンを行いましょう。
この際にアロマオイルをお湯に垂らすなどして自然の気を補うと、さらに効果的です。
ご自身の身体の体調や気分に合わせて行うチネイザンを選んでください。
また、アロマオイルを加えて行う際はこちらで紹介している季節のアロマを参考にしてみてくださいね。
「温泉チネイザン」を始めよう!
温泉チネイザンを行う際に大事なのは、"身体をリラックスさせる"こと。
無理はせず、体調に合ったチネイザンを行ってくださいね。
●基本の入浴法●
自宅で温泉チネイザンを行うときは、みぞおちあたりまでの湯量にして半身浴にして行いましょう。
身体をリラックスさせるために、アロマオイルを垂らす、ローソクを灯すなどの工夫をすることで効果はさらにアップします。
①静のチネイザンを行う
その日の体調や気分に合わせて、今の自分に必要なチネイザンを選んでお湯に浸かりながらゆっくりと行いましょう。
②呼吸法を行う
お湯に浸かりながら呼吸法を行うと代謝が上がり、よく汗をかけるようになります。
- 細く長い呼吸で内臓をマッサージ
人差し指を立てて肩の高さに腕を上げて指をろうそくに見立てて吹き消します。
横隔膜を浸かっておなかをへこませて、内臓が押されるようなイメージで行いましょう。 - 横隔膜と肋骨で内臓を動かす
肋骨の動きを意識しながら上体を倒し、横隔膜と肋骨で内臓を押しましょう。
息を吸うと肋骨が広がりながら上がるので、それを意識して行いましょう。
③下半身をほぐす
ふくらはぎだけでなく、股関節ももみほぐすと血行がよくなり、
全身の新陳代謝が活発になります。
④足裏をもむ
足裏を揉むのは、実は全身マッサージと同じ効果があります。
お湯に浸かりながら行うことで表面も柔らかくなり、より効果的です。
以上が温泉チネイザンのやり方です。
誰でも簡単にできるので、自宅でお風呂に浸かった際や、温泉に行った際は是非とも試してみてくださいね。
温泉チネイザンを行って、より健康的な生活を!
温泉に浸かることで、身体の外側だけでなく身体の内側の内臓までやわらかくなります。
私たちは胎児のとき、10ヶ月近くを母親の羊水の中で過ごしますよね。
そのときに聞いていた声や音などを記憶していて、産まれてからもそれらの声や音を聞くと、とっても安心するようになるのですが、これは内臓においても同じです。
お湯を通じて、私たちの声や気持ちがより届きやすくなります。
気持ちがいいし、デトックス効果は高いし、内臓に気持ちは伝わるし、内臓はやわらかくなるし、まさに良いことだらけです。
そんな良いことだらけの「温泉チネイザン」を今日から是非生活の中に取り入れてみてくださいね。