以前、こちらで「月のリズム」に準じてチネイザンをおこなうのは効果的だと発信いたしましたが、今回は三日月の「心配事を手放す」とテーマにお伝えしていきます。

食べるものをおいしくいただくことは、生きる上での大きな楽しみのひとつです。

意をリフレッシュさせるチネイザンをマスターして楽しくイキイキと過ごしましょう!

三日月は「心配事を手放す」

まずはじめに、月のリズムによるそれぞれの特徴について見て行きましょう。

  • 新月・・・浄化、デトックス(肝臓・胆)
  • 三日月・・・心配事を手放す(脾・胃)
  • 上弦の月・・・ゆっくり身体を休める(心・小腸)
  • 豊穣月・・・過食に注意(脾・胃)
  • 満月・・・自分を満たす(肺・大腸)
  • 種蒔月・・・何かを始めてみる(脾・胃)
  • 下弦の月・・・恐れを手放す(腎臓・膀胱・生殖器)
  • 鎮静の月・・・瞑想に向いている(脾・胃)

このようになっています。

今回は、三日月についてみていきましょう。

変化と腐敗の胃

新月を過ぎて、肝を浄化・デトックスした三日月の頃は心配事を手放すのにうってつけの時期です。

胃は食べ物を分解して自分の一部へと変える「変化」の力を持っています。

これがうまく変化できないと、「邪気(毒素)」がたまりやすくなってしまいます。

そのため、腐敗するという力も持っており、二面性があります。

また、異なるものどうしの接点ということで季節のつなぎ目である土用や、人体の関節も「土」を意味します。

外界のものを内側に取り込み、内側に合う環境に変化させてくれる役割を持つ胃は、自分の周囲の環境や人間関係、その場の雰囲気も同じように飲み込むため、自分に合うようにバランスをはかる”調整役”も果たしています。

お腹の中心も胃

周囲に気を遣い過ぎてしまった結果、自分の内側に入るはずのエネルギーが不足しがちになるので気遣いや気配りのできる方は胃が弱い可能性があります。

気配りもキャパシティを過ぎると、心配事に変わります。

とくに現代は、人の目が気になるSNSの書き込みで気になってしまうという方が多いです。

気にし過ぎてしまうと、胃が疲れてしまいます。そんなときは、自分のために時間を使うなど「自分癒し」が一番の胃薬となります。

お腹の中心に位置するのは胃です。人体はひとつの狂いもなく作られています。

もちろん、胃が身体の中心にあるということも意味があります。

胃はつくられたエネルギーを他の臓器に送電する役割を持っています。

胃が疲れていると、他の臓器にもエネルギーがいかず、すべての機能が低下してしまいます。

胃に不具合が生じると、消化がうまくいかず、腸や他の臓器にも負担を強いられて排便がスムーズにいかなくなるというのも特徴です。

胃のチネイザンで心身ともにリラックスしよう!

「起床時に口臭が気になる・・・」という方は、胃から「疲れているよ〜」というサインが出ています。

胃の負担を軽くするには、食事とセルフチネイザンがおすすめです。

消化に負担がかからず、消化を促進してくれる食材(大根やタマネギ、味噌などの発酵食品)がおすすめです。

おへそのまわりは「脾」の反射区なので、胃の調子がおかしいときにとくに固くなります。

おへその周りに親指を置いて、柔らかめのタッチで手をクルクル回しながらほぐすと、疲れきった心までほぐれて、心身ともにスッキリとした気持ちになります。